住宅の特徴としては、敷地面積の広い住宅が多く、比例してシロアリ防除の対象となる１階床面積が広い県です。築年数がかなり経過している住宅も多く、他県なら文化財に指定される様なご住宅もありました。（築100年！）住宅の床下土壌は、新興地域ではコンクリート基礎の住宅がありますが、圧倒的に布基礎の住宅での施工が多いです。床下の土質は山土で、土壌表面にカビが発生していることが多いのですが、国産建材を使用している住宅もまた多いので土壌表面のカビが木材や室内へ広がっていることが意外と少ない様に感じます。被害報告のあるシロアリの種類は、ヤマトシロアリです。アメリカカンザイシロアリの被害報告は無いと言えるほど少なく、他県のように発生が問題視されている地域はありません。その他、ハチやムカデ等の屋外昆虫の駆除依頼が多く、他県ではなかなか見ることの無い昆虫の駆除依頼があり、逆に都内等で依頼の多い害虫の依頼が無い等、他県とは違いのある県です。