シロアリとクロアリの違い
実はシロアリとクロアリは、まったく別の生き物です。
生態系では、クロアリはハチ目に属し、シロアリはゴキブリ目に属します。
クロアリはハチの仲間で、シロアリはゴキブリの仲間となります。
成長過程も、クロアリは「卵⇒幼虫⇒蛹⇒成虫」の完全変態ですが、シロアリは「卵⇒幼虫⇒成虫」の不完全変態となります。
体の大きさやコロニーを形成し集団生活をすること、生息場所など、社会性昆虫としての共通点も多く、シロアリは名前や体型からどこでも見かけるクロアリの仲間だと思われる方も多いと思います。
けれども、シロアリとクロアリはまったく別の生き物です。
シロアリは4月後半~6月中旬に群飛が集中、クロアリは11月頃まで発生します。
シロアリ・クロアリとも有翅虫(羽アリ)があり、一定の時期になると大量に発生し驚かれることも多いようです。
羽アリが発生する季節ですが、シロアリは「4月後半~6月中旬に群飛」が集中します。
クロアリはその後シロアリと交代するように初夏から晩秋(6月~11月)頃まで種類によっては発生します。
羽アリの種類
羽の生えたシロアリは早めの駆除を
- ①触覚
- アリの特徴はひらがなの『く』の字の形で、シロアリの特徴は真珠のネックレスのように数珠状の形をしており、両者の触覚には大きな違いがあります。
- ②羽
- 両者とも羽の数は前後で4枚です。ありの羽は前後の大きさが違い、シロアリの羽は前後共にほぼ同じ大きさです。
- ③胴体
- アリの胴体は腰の部分が細くくびれているのに対し、シロアリの胴体にはくびれはなく寸胴です。
シロアリの被害
予防に勝る薬はありません、ぜひとも予防を心がけてください。
床下に被害があっても、普段見る機会が少ないため被害が拡大し、床上に出てくるまで気付かないお客様が非常に多くいらっしゃいます。
床上で被害を発見する前に、ぜひとも予防を心がけてください。大切な財産である家屋の保全と、安心のため、定期的な予防消毒をお薦めしております。