アメリカカンザイシロアリ | サンキョークリーンサービス
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屋外でのアメリカカンザイシロアリの被害 2

日本ではアメリカカンザイシロアリ の屋外での繁殖例はまだ報告されていませんでしたが、

先日当社で駆除作業を行った住宅で偶然ですが枯死木にアメリカカンザイの被害を

確認しました。

”この発見報告は日本国内で初となります”。

下の写真で紹介しますが、被害部位にはおびただしいまでのアメリカカンザイシロアリ の糞が

ありました。

この枯死木は後日伐採撤去した事は当然ですが、有翅虫の飛来による家屋への侵入を

防ぐ為にご近隣の皆様にもご理解を得、住宅の屋根裏や外壁などへ薬剤処理を行ないました。

 

 


 

下の写真は枯死木とその被害状況です。被害箇所に堆積されているアメリカカンザイシロアリの糞はおびただしいまでの量でその被害の激烈差”にとても驚きました。

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屋外でのアメリカカンザイシロアリの被害 1

日本ではアメリカカンザイシロアリ の屋外での繁殖例はまだ報告されていませんでしたが
先日、当社で駆除作業を行った住宅で偶然ですが枯死木にアメリカカンザイの被害を確認しました。

”この報告は日本国内で初となります”。

下の写真で紹介しますが、被害部位にはおびただしいまでのアメリカカンザイシロアリ の糞がありました。
この枯死木は後日伐採撤去した事は当然ですが、有翅虫の飛来による家屋への侵入を防ぐ為に
ご近隣の皆様にもご理解を得、住宅の屋根裏や外壁などへ薬剤処理を行ないました。


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こちらの写真は枯木と被害状況です。
被害箇所に堆積されている

 

アメリカカンザイシロアリの糞!
おびただしいまでの量とその被害の激烈差に

 

驚きました。


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アメリカカンザイシロアリの糞

最近よく部屋のなかで虫の糞らしきものがあるので、一度調査をしてもらいたいと依頼があります。
現場を拝見してみるとアメリカカンザイシロアリ糞であることが多いです。
ではいったいこの糞はどこから出でてきているのでしょうか?
下の写真は先日駆除にお伺いした現場で見つけた柱にある脱糞孔です。
アメリカカンザイシロアリは糞をそのまま外へ出すのではなく、木材の中に空洞を作りその中に
糞を溜めます。
糞がある程度溜まった段階で、外に排出します。その時、下の写真のような穴から排出するのです。
この繰り返しで、お掃除したはずなのに翌日には同じ場所にまた糞らしきものがが落ちていると・・・・・
最初は皆さんなんだか不思議だなと思われるみたいです。 
そのうち、さすがにこれはおかしいぞ!
となりアメリカカンザイシロアリの被害に気づくきっかけになっているようです。


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サッシのレールやフローリングの床に落ちている糞には案外気づきやすいのですが
和室の畳の上や家具の裏などは全く気づかない事もあります。

 


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アメリカカンザイシロアリの被害の特徴

アメリカカンザイシロアリのハネアリは、多くは夏から秋にかけての7月から10月の午後から夕方までに
発生しますが、最近では地球温暖化のせいもあり、3月から11月頃までも発生が報告されています。
アメリカカンザイシロアリは特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に坑道を穿って
小集団で生息しています。
生活には特別に水を必要とせず、建物の乾燥した木材や建具・ピアノ・ステレオ・たんす・鏡台・机などの
家具類までも食害します。

被害発見の特徴として、下の写真で紹介しますが、侵入されてごく初期の頃には糞は発見されず
侵入部位には柔らかで軽く、とても新鮮な”木粉(木屑)の山”が見られます。
付近にはハネアリが落ちていることもあります。 
下の写真はこの木屑を指で崩すと中に糞を確認しました。

 



 

 

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アメリカカンザイシロアリは一旦侵入してしばらく経つと侵入した穴(直径1ミリほど)は粘性の糞で閉じられるかまたは糞粒で詰まっています。
開いたままの穴もありますが、下の写真の場合は1ミリ位の隙間から木屑を出しそれが真下の木部に溜まっている状況でまさに侵入直後かと思われます。この木屑を指で崩すと中に糞を確認しました。

 

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上の写真の壁と柱の隙間に1ミリ位の穴があり木屑と糞が排出されています

 

 

 

 


 

 

 

 


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アメリカカンザイシロアリの被害

 

最近当社へもアメリカカンザイシロアリについてのお問合せが非常にふえています。
当社へ初めて問合せがあったのは、今から10年以上前の平成9年の夏に千葉県木更津市の
一般住宅のお客様からでした。
当時としては、まだアメリカカンザイシロアリについての情報や被害報告も少なく、当社も実際の現場を
調査しましたが、まだまだ確信がもてない状況でした。
その後、今日までの十数年の間に都内の江戸川区や中野区を中心に、かなりのスピードで被害が拡大
しているようです。
そもそも、アメリカカンザイシロアリとは米国ワシントン州からメキシコにかけての太平洋沿岸の地域で
生息していた乾材シロアリでした。
外来種であるそのシロアリが、日本国内で生息することになった経緯としては、輸入木材や輸入家具に
ついて国内に持ち込まれたことが原因です。
日本で最初に発見されたのは、1976年に江戸川区内が最初ですので、近年の江戸川区内からの
お問合せや駆除依頼の多さには納得できます。
従来、日本国内で住宅を加害するシロアリは”ヤマトシロアリ”と”イエシロアリ”が主でした。
この2種類は、地下シロアリと言われ、給水源、つまり湿気を必要とし、また好み、高多湿な場所での
生息が通常でしたが、アメリカカンザイシロアリは人間が感じない程度の湿気、つまり乾燥した場所での
生息が可能な種類なので、住宅の床下だけではなく、天井裏や小屋組みなど比較的乾燥している場所の
柱などを加害してしまいす。
発見に至るきっかけは、お掃除をしているにもかかわらず、床や窓枠に木屑のようなものがパラパラと
落ちている事があるようです。
これが、実は砂粒状のアメリカカンザイシロアリの糞で天井裏などから落ちてきています。
一箇所でこのような症状があるお宅では住宅のあちらこちらに被害部位が確認されます。
それは、アメリカカンザイシロアリの少数での生活習性にとても関係があります。
有翅虫(ハネアリ)の群飛の期間も3月~11月くらいまでだらだらと続き被害は拡大するばかりなのです。
特に、江戸川区内や、中野区内、その周平地域の方は、被害があれば即対処はもちろんですが
侵入防止を踏まえた予防対策が必要です。


 

 

 

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玄関土台です。ちょっとわかりずらいですが、土台の表面に糞の排出孔があります。
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柱の表面の薄皮をめくってみると、そこは糞の山です。
f78c824c-s_49bf7631a03cf.jpg柱の角には上から落ちてきた分が山積しています。上に伸びている柱にも被害があります。


このようにアメリカカンザイシロアリは乾燥した木材を好んで生活し、木材内部を喰害しています。
明らかに土壌性のヤマトシロアリやイエシロアリとは習性が違います。

 


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