ねこがねずみを捕まえてきた!このねずみはどうすればいいの? | サンキョークリーンサービス

ねこがねずみを捕まえてきた!このねずみはどうすればいいの?

紀元前の昔から、ネズミを退治してくれる猫は人々に重宝されてきました。
現代においては、ネズミ駆除を目的に猫を飼う方はほぼいないと思われます。
それでも猫が「おみやげ」を持ってきてしまった、または持ってきてしまうのではとご心配の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目次
  1. 1.びっくり!ねこが「おみやげ」を持って帰ってきた!
  2.  1-1.獲物を持ち帰ってくる習性は大昔からの本能
  3.  1-2.ねこが獲物を持って帰ってくるのはこんな時
  1. 2.捕まえてきたねずみはどうなる?どうする?
  2.  2-1.捕まえてきた獲物の半数はその場に放置される
  3.  2-2.食べると危険な場合もあり
  4.  2-3.放置するのはNG
  1. 3.ねずみの死骸の処理の方法
  2.  3-1.準備するものと手順
  3.  3-2.市区町村のルールに従って燃えるゴミでOK
  4.  3-3.後始末
  5.  3-4.難しい場合の相談先

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1.びっくり!ねこが「おみやげ」を持って帰ってきた!

1-1.獲物を持ち帰ってくる習性は大昔からの本能

猫と人間との歴史は古くは9500年前の中東にさかのぼります。
紀元前4000年のエジプトでは、農耕が発展し、穀物を荒らすネズミを退治するため、猫が家畜化され、また神格化もされました。

穀物をネズミから守る大切な役割のあった猫ですが、中世のヨーロッパでは宗教上の理由から、魔女の使いと考えられるようになり、
迫害され、大量に殺されてしまいます。
その後、猫がいなくなったことによりドブネズミが大量発生し、ヨーロッパでペストが大流行してしまいました。
多くの人が亡くなる中、ネズミを退治してくれる猫が必要であると人々は認めざるを得ませんでした。

日本においては弥生時代の遺跡から猫の骨が発見されています。
稲作伝来時に、穀物を守る動物として一緒に運ばれてきたのかもしれません。
平安時代には貴族の貴重な愛玩動物だった猫ですが、江戸時代には庶民の間でもネズミ駆除のため猫を飼う習慣が広まりました。

猫がネズミや小鳥などを狩猟するのは、遠く昔のヤマネコ時代からの本能と考えられています。
現代の日本でペットとして飼われている猫は、エサが豊富なため、わざわざエサとしてネズミを捕ってくることは滅多にありません。

1-2.ねこが獲物を持って帰ってくるのはこんな時

食べ物が豊富な現代日本においても、時々、猫がネズミやセミ、小鳥などを仕留めて持ち帰ってくることがあります。
猫は肉食動物であり、満腹でも狩猟をする特性を持ちます。
狩ったネズミは食べられることなく猫のおもちゃになってしまうこともあります。
また、お腹が空いてくると、捕まえておいたネズミを食べることもあります。

猫が飼い主を獲物も取れないこどものように思っており、ネズミを捕まえて持ち帰ってきてくれるという説もあります。
虫や爬虫類はその場で食べてしまうこともありますが、ネズミのように比較的大きな獲物は、落ち着ける場所で食べるため持ち帰ってくることもあります。

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2.捕まえてきたねずみはどうなる?どうする?

2-1.捕まえてきた獲物の半数はその場に放置される

猫は空腹でなくても狩りをする習性があるため、半数はそのまま放置されることが多いです。
すでに死んでしまっている場合は、できれば猫が見ていない隙に処理しましょう。


・決して素手では触らないこと
・すぐに殺虫、消毒すること

この2点に注意し、死骸を新聞紙でしっかり包んだら、そのままゴミ袋に入れて燃えるゴミとして処分してください。
自治体によってはごみ出しの区分が違うこともありますが、基本的には一般ごみ(燃えるゴミ)として処分可能です。
もし、ごみ出しの区分が分からない場合には、近くの保健所や自治体に問い合わせてみましょう。

もしまだ生きている場合は、いたぶって遊ぶこともあります。
いずれ飽きるまで待ち、時間の経過とともに死骸を探して処理しましょう。

2-2.食べると危険な場合もあり

猫がねずみを食べてしまっているのを発見したら、その後の体調の変化に注意して観察してください。
猫が狩猟のターゲットにする昆虫や小動物は、猫に直接的な害がないかを本能的に見極めているので、食べても問題がないことがほとんどですが、できれば獣医に検査してもらったほうが安全です。

もし、丸くなってじっとしていることが増えたりぐったりとして元気がなく、嘔吐と下痢を繰り返すようだったら食中毒の可能性があります。

2-3.放置するのはNG

ねずみの死骸が腐って悪臭を放つだけでなく、ハエやウジがわき、ゴキブリも呼び寄せる不衛生な環境になりますので、死骸の放置はしないようにしましょう。
また、ねずみを宿主としていたノミやダニが移動を始め、家中に散らばります。
そのため、死骸を発見したらまず殺虫剤を散布し、素早く処理することが必要です。

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3.ねずみの死骸の処理の方法

3-1.準備するものと手順

・手袋
・マスク
・新聞紙
・ビニール袋
・殺虫剤
・除菌用アルコール

①手袋やマスクを身に着ける
ネズミの持つ病原菌が人間の体内に入ってくる可能性があるため、手袋とマスクは必須です。
宿主を失ったダニやノミは次から次へと新たな寄生先を求めて家じゅうに散らばり始めています。

②殺虫剤を使用する
散らばり始めているノミやダニを駆除する目的で、ネズミの死骸の周りに殺虫剤を散布しましょう。
こうすることで、死骸を片付けている間に残っている虫に刺されるリスクを減らすことが可能です。
猫や犬などの動物を飼っている家なら、気づかぬうちにダニやノミが寄生してしまう恐れもあるため、殺虫剤を散布することが肝心です。

③新聞紙とビニール袋で密封する
ねずみの死骸を新聞紙でくるみ、未封してビニール袋に入れ、口を固く結びましょう。
ねずみに寄生しているノミやダニを閉じ込め、ねずみがもっている病原菌を拡散させないよう注意して密封してください。

当社でも、ねずみ駆除の際は完全防備で施工にあたっています。

3-2.市区町村のルールに従って燃えるゴミでOK

ねずみの死骸は、ほとんどの自治体で一般ごみ(可燃ごみ)に出すことができます。
もし不安な場合は、近くの保健所や自治体に問い合わせてみましょう。

3-3.後始末

最後に、ねずみの死骸があった場所は除菌用のアルコール拭き掃除をしてください。

3-4.難しい場合の相談先

生き物の死骸処理が苦手という方は、ひとりで処理することに不安がある場合もあるでしょう。
そんな時は、ねずみ駆除の専門業者に電話して確認したり、保健所に指示を仰いだりすることも可能です。
死骸の捨て方だけではなく、手順や必要な処理方法など確認しながら処理を進めることができます。
一般的な住宅でのねずみ予防の方法や、猫がねずみを持ち帰ってくることへの対策なども教えてもらうことができるでしょう。


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