自分でもできる?ねずみの駆除の仕方 | サンキョークリーンサービス

自分でもできる?ねずみの駆除の仕方

古くは大黒天の使いとして、福をもたらす動物として扱われたネズミ。またたくさんの子供を産むことから子孫繁栄の象徴にもなりました。
しかし、ネズミは収穫した後の穀物を食害したり、家財を損なう害獣の側面も持っていました。
現代においても、建物の中に侵入し、人間にさまざまな害を与える衛生害獣として駆除の対象となっています。

もし自宅でネズミを見かけた場合、どうすれば良いでしょうか。

 

 

目次
  1. 1.ねずみを見かけた!その時に取るべき行動
    1.  1-1.ねずみの種類の特定
    2.  1-2.ねずみのサインを見逃さない
    1. 2.ねずみが棲みつく建物の特徴
    2.  2-1.こんな家はねずみに狙われる!
    3.  2-2.自分でできる簡単なねずみ対策
    4.  2-3.もしねずみが棲みついてしまったら
    1. 3.ねずみ駆除の方法
    2.  3-1.まずは自分で試せるねずみ駆除の方法
    3.  3-2.自力での駆除が難しい場合
    4.  3-3.専門業者が行う駆除の方法

 

自分で ねずみ駆除

 

1.ねずみを見かけた!その時に取るべき行動

1-1.ねずみの種類の特定

日本に生息する数種類のネズミを大別すると、「野ねずみ」と「家ねずみ」に分けることができます。
「野ねずみ」は山林や農耕地、雑林に生息するねずみなので外敵も多く、都市部で見られることはまずないでしょう。
対する「家ねずみ」は、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種があり、民家などに住みつくネズミです。

 

・ドブネズミ
家屋周辺の土中や下水管に営巣する

・クマネズミ
ビルや一般家屋の天井裏などに営巣する

・ハツカネズミ
倉庫や物置に営巣する

 

種類 ドブネズミ クマネズミ ハツカネズミ
写真 ドブネズミ ハツカネズミ クマネズミ
体長(平均値) 22~26cm 15~23cm 6~10cm
体重(平均値) 200~500g 150~230g 10~30g
寿命 約3年 1~1.5年 約3年
特徴 尾:体よりもやや短い 尾:体よりも長い 尾:体よりもやや短い
耳:小さい 耳:大きい 耳:大きい
背面:褐色~灰褐色 背面:茶~褐色 背面:褐色又は黒
腹面:白 腹面:黄褐色 腹面:白
生息場所 床下、地下、下水周辺 屋内、天井裏、壁内 倉庫、物置、畑等
性格 どう猛 警戒心が強い 敏捷
遊泳力 優れる 劣る かなり優れる
食べ物 雑食(魚・肉類を好む) 雑食(穀類を好む) 雑食(穀類を好む)
綱渡り 不得意 得意 -
寒さの耐久性 強い 弱い -
駆除の難易性 比較的容易 難しい やや難しい

都市部で見かけるネズミはこの3種類のいずれかである可能性が高く、それぞれの種類ごとに行動の特性があります。
現代において一般家屋に侵入するネズミはクマネズミが主流となっています。

 

1-2.ねずみのサインを見逃さない

・天井や壁で音がする
一般家屋において最初にネズミの存在に気付くのは、天井や壁を走り回る音であることが多いと思います。
夜行性であるネズミは人間が寝静まるころに行動を始めるので迷惑な存在です。
建物の外部に侵入する隙間があることが考えられます。

 

・フン、尿
ネズミは、フンや尿を垂れ流しながら動き回る習性があります。
家の中に小さなフンが複数落ちていたら、ネズミがいる可能性が高いです。
天井、壁、床から居住空間に出られる隙間があることが考えられます。

 

・かじった跡
齧り跡はネズミの存在を示す証拠です。
ネズミは歯が伸び続けるので、絶えず何かをかじって歯を削っていなければなりません。
柱や壁、家具やケーブルなどかじられた跡があればネズミの通っている可能性があります。

 

・ラットサイン
ネズミは目があまり見えないため、体を壁にこすりつけながら何度も同じ場所を走ります。
ネズミの身体には油や汚れが付着しているので、通った壁や床の隅などに黒っぽいツヤのある汚れが残ります。
このような跡をラットサインといいます。

 

 

自分で ねずみ駆除

 

2.ねずみが棲みつく建物の特徴

2-1.こんな家はねずみに狙われる!

ねずみは、高温多湿で食品が多く集まるところを好みます。

都市部では主に、食品を管理する工場や雑居ビルオフィスビルのコンテナ飲食店の厨房やカウンターなど、冬などの寒い時期にも室内の温度は暖かく、人が多く住む場所に発生することが一般的です。
また、人が多いと必然的にゴミが多くなります。外に設置してあるゴミ箱に集まったネズミがその後、建物内に侵入することもあります。

ネズミは基本的に寒さに弱い動物なので、冬や夜間になると家屋に侵入されやすくなります。
ネズミはほんのわずかの隙間からでも建物の中に入ってきます。
隙間が1センチあれば侵入可能とも言われています。
建物の老朽化や破損で隙間があれば注意が必要です。

また、家の通気口に格子が無い状態であれば、金網を張るなどの侵入対策が必要となります。
他にも、エアコンの導入口や、換気扇、電線の引き入れ口に1cmの隙間があると侵入されやすくなってしまいます。

 

2-2.自分でできる簡単なねずみ対策

・侵入経路を塞ぐ
台所のパイプ周りの隙間、エアコンの配管周りの隙間、換気扇、床下換気口や家の外周部分に隙間があれば塞ぐのが有効です。
ホームセンターで購入できるシーリング、パテ、モルタルなどで隙間を埋め、埋めることができない場所や広い範囲は金網で塞いでください。

 

・食べ物を片付ける
ネズミのエサとなるため、室内にある食材や食べ物は放置せず、片付けることが大切です。
ゴミ箱も蓋つきのものを設置し、むきだしにならないように注意してください。

 

・家の周りにあるネズミの隠れ場所を減らす
家周りの草を刈ってネズミの隠れ場所を減らしてください。
使っていない植木鉢や木材、アウトドア用品も隠れ場所になるので片付けてください。

 

2-3.もしねずみが棲みついてしまったら

ネズミが棲みついてしまうと、配線をかじられたり、フンなどによる健康被害など被害が大きくなっていきます。
特に居住空間でネズミを見かけたら迅速な対処が必要です。

ねずみはとても警戒心が強いため、少し様子が変わることで逃げ出すこともあります。

 

 

自分で ねずみ駆除

 

3.ねずみ駆除の方法

3-1.まずは自分で試せるねずみ駆除の方法

棲みついてしまったネズミの対処としては、まずネズミを追い出すか捕獲、または退治する必要があります。
その後、ネズミが完全に建物内から姿を消した後に屋外からの進入経路を塞ぎ、再発予防をすると効果的です。
今は市販のネズミ駆除グッズも数多く揃っていますので、まずはご自分で試してみると良いと思います。

・忌避剤で追い出す
ネズミに対して有効な忌避剤は「スプレー」「設置タイプ」「燻煙剤」の3種類あります。
ネズミを見かけた場所に忌避剤を使用してください。

 

・粘着シートで捕獲する
粘着シートはネズミ駆除グッズの中でも多く使用されています。
シートの上にネズミが乗ると、身動きができなくなるシンプルな仕組みです。
設置するだけで効果が期待できますが、捕獲した後のシートの始末などに躊躇される方にはおすすめいたしません。

 

・捕獲器で捕獲する
エサを仕掛けてネズミを捕獲器の中に誘導し、閉じ込めて捕獲します。
警戒心を解くまで数日間は設置したままにしておく必要があります。
エサは実際に食害の被害にあった食べ物を設置するするのが効果的です。

 

・殺鼠剤や毒エサで退治する
エサに殺鼠剤を含ませて設置し、ネズミに食べさせる方法です。
自分でできる駆除方法では最も簡単で効果的な方法ともいえますが、警戒心を解くまで日数がかかるのと、殺鼠剤自体に即効性がないのでさらに日数を要します。

 

・侵入経路を塞ぐ
棲みついていたネズミの気配がなくなったら、再度侵入されないように侵入経路となった場所を特定して塞ぐ作業も効果的です。
パテ、板、金網、忌避テープなど、施工場所にあった素材を使用して塞ぎましょう。
なおネズミがまだいるのに塞いだりすると逃げ道をなくし、余計家の中で暴れまわりますので注意が必要です。

 

3-2.自力での駆除が難しい場合

「市販の駆除グッズを試したが、まだネズミがいる…」とお悩みの方もいると思います。
その場合はノウハウを知り尽くしたプロの専門業者に依頼するのが一番効果的です。
進入経路の特定や駆除に有効な方法など、経験を重ねているからこそ蓄えられている技術が駆除専門業者にはありますので、ご自身での駆除が難しいと感じる場合はストレスとなってしまう前に駆除専門業者に相談することをお勧めします。

 

ネズミ駆除を専門業者に依頼するメリットは以下の3つです。

・駆除がスピーディー
・二次被害や再発防止の対策を行ってくれる
・ネズミの死体処理を行ってくれる

実際に自力で駆除を行うとなると、天井裏をのぞいたり、床下にもぐったり、または屋根に登ったりなど個人だけで行うには難しい作業が伴うこともあります。
また最適な駆除方法を選択するのも難しく時間もかかるため、被害が拡大してしまうことも考えられます。

ネズミの残した排泄物やダニ、死骸も処理しなければなりませんが、専門業者であれば死骸の処理や消毒まで行うので、感染の心配や心理的負担も減らすことができます。

 

 

3-3.専門業者が行う駆除の方法

STEP1:事前調査

外部と内部からの進入経路を徹底的に調査し、確実に遮断することが完全駆除への近道です。

STEP2:防除作業

物理的(写真①)、科学的(写真③④)、環境的(写真②)この三点作業の組み合わせが最も効果的な防除作業と言えます。

STEP3:防鼠(侵入経路遮断)

十分に観察期間をおき、ネズミの痕跡がなくなった段階で、最後に発見されている進入経路をすべて遮断して防除作業を終了いたします。

 

3-4.ねずみは小さくても危険!

ネズミを発見した時や捕獲した際は、絶対に素手で近づかないようにしてください。

ネズミの歯はかなり鋭く、噛まれると傷が深くなり、各種の感染症を引き起こすウイルスをもっているので非常に危険です。
また、ネズミの体毛にはダニも付着しているので、触るとダニが移る可能性もあります。
室内で出会った際には、驚いて振り払った時に噛まれてしまうということが多くあります。
もし噛まれたらすぐに咬傷部位を水道水などでよく洗い、消毒液で消毒し、清潔なガーゼでおおってから医療機関を受診してください。

昨今は、殺鼠剤に耐性のあるスーパーラットが都内にも出現しています。
ネズミに狙われないようにすることと、侵入されないようにすることがこれからのネズミ対策には有効です。

 

自分で ねずみ駆除

 

もしネズミに侵入されてしまったら、自分で駆除することも可能ですが慣れていないと効果が出るまでに時間がかかり、さらに被害が拡大することも考えられます。
ネズミ駆除の専門業者であればスピーディに解決することが可能なので、ぜひご検討ください。

 

 


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