本当に、うつ病になりそうなくらい悩まされました。
担当の安岡です。この度はありがとうございました。
最初調査の時に、ねずみにかなりお悩みだなと感じ、なんとかせねばと思いました。
最後の一匹にてこずりご心配をおかけしましたが、なんとか完全駆除に持ち込めほっとしています。
今後再発がなければいいのですが、鉄骨造なのでおそらく大丈夫だろうと思います。
何かあれば即対処しますので、連絡下さい。
ありがとうございました。
住宅が古くなってくると、よく廊下やキッチンのフローリングなどの床板がきしんだり、
フワフワしてくることが無いでしょうか?
私どもがよくお目にかかる現場の症状として、床のブカブカで一番多いのがやはりシロアリの被害によるものです。
次に多いのが、湿気によるきしみとブカブカです。
どちらも、お客様が古い家だからしょうがないや、と諦められていたり、気にはなっているのだが
どうしてよいかわからないし、大工さんに頼むと高そうとそのまま放置されているケースがよくあります。
今回の作業は、そんな症状を、大工さんとはちょっと違った目線から、床下専門のスタッフならではの技術を
ご紹介したいと思います。
築年数25年以上の木造モルタル2階建て住宅です。
使用する材料は根太材のみです。
予め採寸し材料をカットします。
この現場はきしむ箇所が20箇所以上あり、大変です。
同じ根太で作ったくさびとボンドを用意し早速作業の開始です。
床板にはきしむ箇所に予めガムテープでマーキングしておきます。
さーここからが、床下職人の熟練の技術の見せ所です。
とても手際よく、部材をきしむ場所にはめ込んでいきます。
この現場は特に床高が無いので、作業も大変そうです。
部材のカットや微調整も狭い空間なので、ごらんのようなのこぎりの使い方です。
作業開始から2時間弱ですが、さすがベテラン2名あっという間に完成です。
大引と大引のあいだに部材をはめ込んで、しっかりくさびで固定されています。
もーこれで大丈夫です。
大切なお客様のご要望にお答えするために、はじめたサービスでしたが、この仕事は
特に喜ばれます。
こちらの現場のお客様もとても感激してくださいました。
その背景には、そろそろ建替えも考慮している時期でもあり、大工さんに頼んで床張替えをする予算もちょっと
もったいないような、ならばいっそこのまま我慢しようと。
それが、ひょんな事から、えー床下からできるの?となり大工さん頼む1/5程度の予算で快適な空間に現状回復です。
なので、喜びも大きかったようです。
もちろん、これを本業としてはいませんので、顧客の皆様へだけの限定サービスですが、ご関心のある方は
一声おかけ下さい。必ずお役に立てますから。
PS:こちらのお客様より感謝のお言葉を頂きました。
12月2日の”お客様の声”がそうです。
是非ご覧下さい。
中堅どころの安岡伸孝君です。
安岡君は27歳で既婚者です。同い年の奥さんとまだ子供はいないので二人暮しです。
実は安岡君は、前に3年間当社で働き、その後資格取得のために一時休業していて、この春に
はれて復帰してくれました。性格はとても温厚で思いやりが人一倍あります。
その安岡君のすごいところは高所が平気なんです!!
あるスタッフとの比較をご紹介します。
ねずみの調査のために時には屋上まではしごを伝って登る事もあります。
下から見ているだけで、目が回りそうになりますが、安岡君はスイスイと登っていきます。
踊場から下を見ただけでも、高所恐怖症には耐えられません。
それを尻目に安岡君はこんなポーズで余裕です。
同行しているスタッフははしごを上ることすらできない極度の高所恐怖症です。
上から撮影している安岡君は勝ち誇ったようにニヤニヤとしていました。
最近調査にお伺いした現場でアメリカカンザイシロアリを発見しました。
ここのところ非常に問合せや被害相談が多くなっています。
アメリカカンザイシロアリは従来型の土壌性(地下性)シロアリと違って、乾燥した材木の中で生活しています。
シロアリには違いないのですが、従来の駆除作業に対する概念を捨てなければ、とても完全に退治できる種類では有り
ません。また、ヤマトシロアリやイエシロアリのような土壌性のシロアリと違い、被害部に土が無いのが特徴です。
人が認識できるような湿気がなくても木の中だけで生きられますので、天井裏から床下までのすべての木材、家具、
木製品が被害を受ける可能性があります。
このシロアリは、天井裏や壁の中の柱を食害している事も多く、被害箇所も小規模で多数だったりと駆除作業は
非常に苦戦します。
最近よくマスコミやテレビ番組で特集されている外来種のシロアリがこの種類にあたります。
【写真をクリックすると拡大されます】
引き戸の敷居に被害がありました。
表面に穴があり(排糞孔)中には糞が沢山ありました。
材の中は空洞になっていて、食害の状況がよくわかります。
中央の穴へ逃げ込んでいるのが、兵蟻です。
兵蟻がとても大きく、体長は1センチ近くありました。
【駆除について】
確実に駆除するには、とても大掛かりですが、家屋全体をシートで密封してガス燻蒸することです。
この方法ですと材木内外のすべてのシロアリや生き物はいっきに死滅します。
しかし、駆除後には薬剤効果が残らないので、近隣に棲息していると再び侵入される可能性があります。
また、それなりの費用(かなり高額)を要しますので、あまりお勧めはできません。
少数集団で生活しているこのシロアリは、イエシロアリやヤマトシロアリのような甚大な被害にはなりにくいので、
一気に駆除することを考えるよりも、専門家の判断の元に被害部位の定期的な点検や、必要に応じて薬剤処理を行う事
で充分対応できます。
被害らしき症状があれば、まずはご相談下さい。